雇用差別を許さないネットとやま
正式名称:女性差別・非正規差別など雇用差別を許さないネットワークとやま
裁判
お役立ち
情報
1.裁判の主張・立証に役立ったこと
・仕事内容のメモ :毎日、簡単に記す。
・パワハラ、差別的処遇・差別発言のメモ:その都度、記す。
・会社とのやり取りのメモ:日時、場所、同席者を記し、やり取りの内容を記す。 文字はきれいさや丁寧さに全く欠けていたが、メモとしての価値は充分です。ICレコーダーの活用も。
・勤務時間、残業時間のメモ:サービス残業があれば、記す。
・会社から出た通達などの文書のコピー・写真データ 保存。
・就業規則のコピー・写真データ 保存。
・毎月の給与明細や賞与明細 保存。
・職務内容がわかる資料(図面・計算書など)の収集・写真データ 保存
提訴前に用意する。
2.裁判を進める中で役立ったこと
・提訴時や裁判中に記者会見を行ったこと。
・女性差別とたたかっている団体に連絡・相談したこと。
(提訴間もなく、ネットで「均等待遇アクション21」を見つけ、東京にある事務所訪問。)
裁判を一人で始めましたが、男女賃金差別裁判元原告を含む県内外から個人・団体の支援を得、「男女賃金差別をともにたたかう会」の結成につながり、アドバイスやエネルギーをたくさんいただきました。
・労働組合に加入したこと。
(提訴後、再雇用契約更新を打ち切られたので、個人加入できる全国一般石川労組に加入。団体交渉を行い、雇止めに関し勝利和解成立。)
3.できたらよかったこと
・賞与の格差分を請求したかった。
格差による金額が不明でも、格差は明らかなので、男性社員との差額を明らかにさせて請求したかった。
・専門家による性中立的な「職務評価」をしたかった。
私は自分の仕事に誇りをもっていましたが、会社も裁判所も私の仕事を貶めました。しかし、私が作成した図面や構造計算書などをもとにILO100号条約による性中立的「職務評価」をしたときには、その不当性は明らかで、その処理には高度の専門性が求められ努力や負担も大きいことは一目瞭然です。それを明らかにしたかったと思います。